スコーンを焼いて、コーンウォール旅を思い出した。

 

久しぶりにスコーンを焼いた。

すごく久しぶりのわりに層がうまくできたので満足している。まあ型抜きの段階で生地を厚めにしておけばもう少し高い層になったと思うけど、個数を増やしてたくさん食べたいがために平たく伸ばすのがとほクオリティ。

スコーンはずいぶん昔にはまって一時期よく作っていた。レシピサイトもまだない時代、ネットで探すとしても個人ブログ、や、ブログもまだなかったかも、ホームページ・・・と、とにかくそれくらい昔。レシピは本で確認する時代。何冊も買っては自分に合うレシピを試していた。

と、昔スコーン界でぶいぶい言わせてた風をふかせときながら、今回参考にしたのはネットで調べたレシピなんですけどね。ははは。

今は本当にレシピを探すのに便利な時代になった。簡単なものから本格的なものまで比較し放題だし、動画も多い。材料もシンプルで日常的に気軽に試せるものがいくらでもみつかる。「粉とバターは冷やしておく」、こういうスコーン特有の層を作るのに絶対的に必要なポイントもだいたい押さえている。

私が節穴だったという説大アリだけど、本のレシピで作っていた頃は、写真いっぱいで何行程もある中からこの要点を嗅ぎ取るまでに何度か失敗を繰り返し、だんご?洋風だんごなの?というようなシロモノを作ったりしていた。層ができるのは運だった。うん、やっぱり節穴だな。

まあ本は本のよさがあるし、本格的に作りたい学びたい人には先達の技を押さえておくのはきっと必要なプロセスなんだろう。けど、私のように作りたがりのわりにめんどくさがりで根が雑、思い立った時にできるだけ失敗なしにさっと作りたい人間にとっては今は本当助かっている。

 

スコーンといえば、いちごジャム。

さて、作るのにはまるのは、当然食べたいからだ。スコーンといえばいちごジャムである。というわけで、スコーン作りにはまっていた時はいちごジャムにもハマっていた。ただこちらは手作りではなく市販品食べ比べ。

いろいろなブランドを試したけど、日本の某定番ブランドは甘さ控えめでヘルシーでよいのだけどあっさりしすぎており、スコーンといえばイギリス、だからかやはりイギリスのジャムが合う気がした。英国王室御用達系ジャムはだてに御用達じゃないというか、ウェッジウッドやフォートナム&メイソンのジャムはやはり格段に風味がよかった。中でも一番のお気に入りはごろんごろんした実が入っているハロッズのジャムだった。

といいつつお値段的にいつもは厳しかったので、最終的にカジュアルなお値段のボンヌママンに落ち着いたのだけど。ボンヌママンといえばご存知フランスのジャム。はからずもイギリスをフランスで攻める形に。ボンヌママンは今もうちの定番であるので、今回もフランスで攻めてしまった。

 

スコーンといえば、クローテッドクリーム。

スコーンには、クローテッドクリームも欠かせない。成功したスコーンを2つに割って、とろりと濃厚なクローテッドクリームと風味のいいいちごジャムをのせたらもう気分は英国の貴婦人である。

日本のスーパーで一番手に入りやすいクローテッドクリームはやはり中沢のでしょうかね。手に入らない場合は、生クリームをしゃかしゃかひたすら振ればほぼ同等のものができるらしい。この情報もネットでひろいました。

ただ、この「クローテッドクリームがないなら生クリームで作ればいいじゃない」は、マリーアントワネット方式な気もする。生クリームだって十分高いのだし。は、また英国王室をフランス王室で攻めてしまった。それにマリーアントワネットはかの有名なミームは実際には言ってないらしい。お詫びして訂正します。

かくいう私は、「クローテッドクリームがないならクリームチーズで代用すればいいじゃない」な庶民である。白いチームならなんでもいける節操なし。白いチームって何。

 

クローテッドクリームといえば、コーンウォール。

スコーン作り熱が平熱化してずいぶん月日がたった2013年に、イギリスを旅した。この旅のメインテーマはロケ地巡り(定番)で、その一環として向かったコーンウォール地方の名産品がクローテッドクリーム。

というわけで、セント・マイケルズ・マウントで食しました。時間がない中でとにかくスコーンとクローテッドクリームを・・・という感じで選んだので、写真でもわかるように、スコーンはわりと雑(笑)。

それでも、名産地のアウトドアで食べるクローテッドクリームとジャムをのせたスコーンは格別でした。

 

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そういえば初めてキャンプしたのもコーンウォール。他のテントと比べて自分たちのテントがミニ過ぎて大笑いした記憶。

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ちなみにロンドンからコーンウォールへの移動手段は(途中まで)ヒッチハイクでした。良い子はまねしないように。

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イギリスもまだまだ行きたいところ残っているんだよなあ。

とほ