インドのアマゾンでまな板を頼んだら物干しスタンドがきた。

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インド生活

昨年9月からインド・デリーで学生生活をしているとほです。

こっち来てからずっと控えめだった物欲が年明けてから爆発しまして、生活用品や服飾品などのオンラインショッピングに精を出しているのですが。先日もAmazon Indiaで木のまな板を購入しまして。

 

そしたら物干しスタンドが届きました。タイトルでばれてます。

 

 

※インドのアマゾンで購入したものをインド国内で配送してもらう話になります。

 

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注文して届くまで

 

Amazon.inに登録する
  ↓
 欲しいものをぽちっとする。
  ↓
支払い方法を選択する。
  ↓
登録した住所に届く。

日本のアマゾンと変わりないです。ので登録の過程は省略。所定の指示に従って現住所や電話番号を登録していくだけ。商品もぽちっとするだけ。

支払い方法は、現時点では日本で作ったクレジットカードが使えないため、Cash on Delivery(商品受け取り時に現金での支払い)一択。

バンガロールでの観光ビザ滞在時と異なり今はインド国内の銀行口座があるのでオンライン決済自体は可能なはずなのだけど、主にめんどくさいという腰重理由によりオンラインショッピングでは使ったことがありません。よって、今回も現金支払い縛り。

配達状況はどうでしょうか。

今回の物干し事件(事件?)までにアマゾンインディアでの買い物は4件。いずれもきちんと届いていました。

1~2日で届くものも多く、配送料も一定の金額以上なら無料。配達日の指定は有料で可能。一度有料で早い日程を指定したほかは、無料配送で通知される日に家にいるようにしてます。時間指定できないのがちと辛いですが、4件いずれも指定日に滞りなく届いていたので、私のAmazon.inへの信頼も着々と高まっていました。

あと不在でも再配送してくれます。してくれるのですが。

5件目、つまり今回の買い物が初めての再配達となりました。思えばこの時から不穏な空気が流れていたんだな。

 

1回目の配達:持ち帰られた

土曜日が配送予定日となっていたので、もともと外出が決まってきた金曜日に心置きなくお出かけしていたところ、映画観賞中に何度かのミスコールがあり、「夕方に届けたけどおらんかったで」というSMSが届いていました。

Amazon.inの自分のアカウントの商品ページで再配達の設定が可能だったので、さっそく翌日土曜日の配送を再設定。

 で土曜日。「22:00までに届くよ」というSMSのお知らせが来たので、よかった、と思い待っていました。

しかし来ない。

22時を2分過ぎたところで電話がかかってきました。

この配達時の電話のやりとりも、ヒンディ語勉強中なれどビギナー中のビギナーである私には軽くストレスではあるのですが、だいたいは、「マダーム、なんたらかんたら…」と云っている中からどうにかどこからの配達かを聞き出し、アマゾンであることを確認したら、今どこにいるかをたずね、到着したとか目印の建物名を言ってるくさかったら、「エークミヌット!(ちょっと待ってて)」とかI’m coming!とかなんとか叫んで、お金をひっつかんで外に商品を取りに行く、という流れ。

ところがその電話では、アマゾンの配達であることは確認できたのですが、どうもまだ到着しておらず、うちから2~3分のバス通りにあるお菓子屋さんの名前を言っている。

なので、「すぐ近くだから、XXの近く」と目印の建物名を伝えて来るようにうながすと、「オーケー…」とかなんとか云って電話が切れました。

が、来ない。10分経っても来ない。連絡もできない。30分経った時点で、察し…となりつつ、11時に商品ページをのぞいたら「持ち帰り」になっていました。

持ち帰んなやー!

 

失礼。

けどさ、2~3分じゃん?すぐそこじゃん?がんばろうよ…涙。

確かにすぐそこだし、私の住むあたりは治安も悪くないし、まだ人通りがなくなる時間でもなかったので、私が取りに行ってもよかった。んですが、こちとらすっかり部屋着モードですし、配送は配送です。そもそもそこまで来ておきながらうちまで来れなかったデリバリーは今までおらんのよ。

ただ待っていただけですが、待ちくたびれの徒労でぐったりしてしまいました。

そもそもお菓子屋さんのところまで来ているというのは嘘で、配送業者評価に傷がつくから、時間いっぱいまで配送努力はいちおうしましたよと見せるためだけに最寄りの場所を調べてそこまで来ているふうを装ったんじゃないのお~、なんて疑心暗鬼になる私。

 

2回目の配達:商品ちがってた

翌日、日曜日の朝。

今日配達しますよ、とのSMSが届いていました。よ、よーし。

はたして昼頃に電話が来まして、どうやらちゃんと目印の建物前まで来ているよう。声の感じ的に多分昨日の人だな、と思いながら、すぐ行きます!と部屋を出てアパートの扉をあけると、配達人らしき人が立っていました。

ちなみに、受け取りの設定は、住所に部屋番号まで登録しているんだけど、2度目とかの場合を覗き、他のアプリやショップの配達でも、私の場合部屋まで届けられたことはありません。これは、一軒家か集合住宅かでもちがうのかも知れないし、集合住宅でも勝手に入ることができないインド特有の事情があるのかもしれないし、まだよくわかっていません。

で、たいていはその場で受け取って現金を払って終了となるし、持てないほどの大きな荷物なら、私が誘導して部屋まで運んでもらう流れになります。

今回は、なんせまな板ですから、余裕でその場受け取りのつもりでお金を渡そうとしました。すると配達人、荷物を部屋まで運んでくれるという。そこで、いやに大きな縦長の荷物が目に入りました。そのうえに小さい荷物がのっかっている。

当然、小さいつづらが私のだと思うじゃないですか。じゃないですか。なので、ここで受け取りますよ?といってはみたものの、言葉の問題により通じず、運んでくれるというんなら、うん、まあ、はい、じゃあ、こちらに、みたいな感じで中へいざなったわけです。大きい方はこのあと近くのどこかに配達するんだろうな、と思いながら。

がしかし。もうオチいっちゃってるからだんだん話し続けづらくなってますが、つまり、部屋に着いてずずいと押すように渡されたのが大きいつづらの方で、面食らって思わず受け取ってしまい、600ルピーです、というのでお金渡して、ずいぶん重厚な包装のまな板だな、とこの期に及んで思いながら胸の高さくらいまであるずっしりと重みのある箱をあけようとしたときに箱の表面にちっちゃく書かれた商品名と金額が目に入っていやあな予感がしながら開けたら案の定おばけが、じゃなくて物干しスタンドが出現し、ここでようやく、ですよね…となったしだい。

物干しスタンドは定価9000ルピーほど、アマゾンで売値を確認したら3000ルピーちょっとで売られているものでした。かたや私の頼んだまな板は600ルピー弱。

同じブランドの商品なので、おそらく発送時点で仕分けする人がうっかりまちがったんでしょう。

が、ですよ。発送の人も配送の人もさあ、気づこうよー、こんな重いまな板ないでしょうよ。だし、こんな重い商品で600ルピーってそうそうないでしょうよ。

‥‥‥ってそれ、そっくり自分にも云えるわけで。

でもねでもね、ここは外国、多方面に気をはる中の流れで、あれ?こんなものなのかな?ってなっちゃうこともあるんですよう。

という保身は横に置き。

困った。

正直、このままだまっとこうかな、とも思いました。だってまちがったのあっちだし。物干しスタンド、あったら助かるし。

でも私、正直者のおじいさん(♀)でありたい。というかそもそも物干しスタンド置く場所ない。

だし、だし、

欲しいのはまな板なの! 学生寮に毛が生えたようなささやかなワンルーム自炊生活だけど、おしゃれなまな板でインドライフのQOLをあげたいの!

というわけで、お手軽QOLを奪還すべく、返品することにしました。

 

 

返品できる?

さて、と商品ページを見たらあっさり、返品したい?できるで?というページが見つかりました。

集荷の流れは、

元の箱に商品を入れておく。

ラベルの印刷は不要。

返品場所と返品日時を指定(時間指定も可能)。

指定日時に受取人に手渡し。

難しいことは何もなく。運がよいことに、この週はたまたま3連休で月曜日も休みだったので、翌日の月曜日で返品を依頼。

当日、指定した時間枠内に同じ配達人から電話が来て、その数分後に今度は部屋まで取りに来てくれたので、段ボールのまま引き渡し。

と、極めてスムーズでした。

 

返金される?

前述のとおり、アマゾンでの買い物はCash on Delivery一択、オンライン決済の登録はまだしていないため、 限られた返金方法の中、一番簡単なAmazon account balanceの入金を選択しました。どうせまたアマゾンで買い物するし、次の買い物に使えばいいと思って。

「返金は返品を受け取ったあとになります」と商品ページに記載されていたので、数日後だろうと予想していたら、返品当日のうちに当該アカウントに入金されていました。

というわけで、返金も極めてスムーズ。

返金された金額は、同じまな板の購入に使いました。今度は無事届きました。

 

 

電話がかかってきた

これは私が悪いのですが。

商品ページを確認していたら、「返品の経緯を書いて」的なページを見つけてしまい、すべてが終了したあとなので多分もう書く必要はなかったのだろうとあとで思ったんですが、その時はうっかり書いて送信してしまいました。

そしたら翌日、学校にいる時に電話がかかってきて、出たらアマゾンのカスタマーなんたらだという。購入から返品までの流れを確認され、無事返品と返金が終了している旨を伝えると、他に問題はないですか?と聞かれ、ないです、と応えると、それではこの件は終了ということで大丈夫ですね?となりました。

クリアな英語を話し、感じもよい女性でした。

 

今後も使う?

まちがいがないのが一番ではあるのですが、返品は簡単だしその後の応対も悪くなく、全体的にはちゃんとしている印象。その後もアマゾンで何度か買い物をしていますが、問題なく届いています。

別のアプリやサイトでの買い物も大きな問題はなく。でもこれは比較的大きめのサイトやアプリだからかも。

他の人の話を聞いていると、他のオンラインショッピングサイトで、重い荷物を運んでくれなかったとか、返金されなかったという話も耳にします。だし何があるかわからないのがインドなので、信用しきってはいないw。それくらいでちょうどいいと思ってます。

とにかく、現時点では、インドの、というか都市部の、というかデリーのデリバリーシステムは相当発達していてちゃんと機能しているので、いまのところ便利に使わせてもらってます。ないと困るくらい。

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