3泊4日関釜フェリーでいきあたりばったり釜山の旅。

旅全般

故郷下関を拠点にした旅シリーズ、しつこく続きます。ほら、リアル旅がおあずけである今、ネタは過去にあり、ですから。そんな文言ないですけども。

2017年、実家に長め帰省中、韓国・釜山まで週末弾丸旅行をした。

下関と釜山をつなぐフェリー、略して関釜フェリーの存在は子供の頃から知っていたけれど、それで旅をするという感覚は長い間なく、1ヶ月という長期帰省で初めてその選択肢があることに思い至った。だったと思う確か。でも、長旅中にできた釜山出身の友人にフェリーから連絡した記録が残っているので、彼女の影響も少しあったのかもしれない。

ともかく。

行くことにきめて、まずは関釜フェリーの公式ページをチェックしてみた。正規運賃は以下の通り。

デラックスルーム 18,000円
スイートルーム 28,000円
1等室 12,500円
2等室 9,000円

正規料金だと2等室でも往復で18000円、ホテル代別途。上記は2020年現在の料金だけど、そんなに変わってはないはず。

次にツアーがないかと探したところあっさりみつかった。幾つかあったけれど、私が選んだのは当時JTBが出していた『旅のアウトレット 下関発関釜フェリーで行く釜山』というもの。3泊4日、往復2泊は2等室宿泊、1泊釜山のホテル宿泊付きで11900円の旅。

これに、諸費用として、各港チェックイン時に施設使用料、燃料サーチャージ、国際観光旅客税など(確か2000円前後)がプラスされる。けどそれでも安い。3泊4日といってもフェリー内で2泊するので、実質韓国上陸は賞味1泊2日だけど、楽しみの半分はフェリーだったので問題なかった。

フェリーには出港の3時間くらい前にチェックインし、夕方出発。

船内には大浴場もあるし、食堂もショップもある。2等室というのはいわゆる雑魚寝部屋だけどもちろん男女別、人も混んでいなくて、行きは、韓国人女性キムさん(仮名)、釜山にしょっちゅう行っているほぼ同世代の女性ミナさん(仮名)、社内の仲良しグループできた4人グループ、私の7人、帰りも4人とか、そんな感じだったと思う。

釜山港には翌早朝到着。実際には早く着きすぎるために港の外で待機し、所定の時間になってから釜山港に入港の流れ、だったと思う。確か。

 

この釜山の旅、実は、出発当日の朝に初めてホテルを確認するくらい、下調べほぼゼロという非常にゆるい態度でのぞんだのだけど、メールした釜山出身の友人の勧めと、仲良くなった同じ船室の人たちのアドバイスでほぼ全行程を決定した。それに素直に乗っかった結果、非常にスムーズでラクな楽しい旅になった。普段は一人旅が好きだけど、たまにはこういうのもいい。

のみならず、キムさんが釜山港に恋人が迎えに来るから乗って行けばというので、私とミナさんはそれに甘えさせてもらい、ちょっとした案内をしてもらったあとに最初の(ミナさんの)目的地海東龍宮寺(へドンヨングンサ)でおろしてもらった。

釜山の冷麺ミルミョンなるものを朝ごはんにしたあとは、海に向かって立つお寺へ。

肝心の海東龍宮寺、いいところだったのに、いい写真が見つからなくてすみません。見つからなかったというか全景のいいやつは自分が写ったのしかなく。代わりにそこにいた金の豚さんに登場してもらう。

このデジクッパ屋さんはミナさんにつれていってもらった。食事はミナさんのおすすめにのっかりました。どちらもおいしかった。その後は、ミナさんとわかれて繁華街をうろうろしたあとホテルへ。

翌朝はひとりで、その年の6月末にオープンしたばかりの松島(ソンド)海水浴場の海上ケーブルカーに向かった。しかし。

霧と雨。おかしい、私晴れ女なはずなのに。

足元の透明な床から海が見えるはずなのに、実際は。

その後気を取り直して、釜山のマチュピチュといわれる甘川文化村(カムチョンムナマウル)に向かった。しかし。

霧。おかしい、私晴れ女なはずなのに(二度目)。

キッチュでカラフルなアートの村で楽しめたけれど、とりあえずマチュピチュではないな、うん、と思うなどしました。それもこれも霧のせいや。星の王子さまが眺めている景色がみたかった・・・。

ほんとうだったらみえていた景色↓。

遠景を肉眼で見てないのでなんともいえないけれど、どちらかといえば、インド・ジョードプルの旧市街とか、イタリアのプロチダ島あたりを想起させる気がした。

その後、気を取り直して繁華街、南浦洞(ナンポドン)へ。この頃からようやく晴れてきたのだけど、韓国コスメ探しと買い食いに走りました。

戦利品↓

以上、多分とってもベタな場所をまわり、とってもベタなものを食べ、とってもベタなお土産を買い、でもとっても楽で、一人旅だけど、一人も楽しみ複数人も楽しめた弾丸旅でした。釜山、また行きたい。今度は晴れた日に(涙)。

とほ